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道悪においての血統分析3【2006年度版】 

---ダート道悪・得意種牡馬---

 ダートの道悪は、<稍重・重>では水分で砂が締まって走りやす
くなるため、良馬場と比べてタイムが早くなり、また、さらに水分
量が増える<不良>になると脚をとられて走りにくくなるため、タ
イムは遅くなる。
 そのことから、道悪といっても<稍重・重>と<不良>とでは、
求められる適性が違う。
というのが一般的だと思います。

 ところが、レコードタイムの中には不良馬場で記録されたものが
多くあり、<良>よりタイムが早くなるということから、ダートの
道悪を<稍重・重・不良>とし、今回分析しました。


・ダート不良馬場でのレコードタイム

 <サラブレッド系2歳>
昭和57.07.17/阪神ダート1,100m/フジアイゲン/1:05.9
昭和51.12.26/中山ダート1,200m/トキノガバナー/1:10.9
平成08.11.09/東京ダート1,600m/スーパーナカヤマ/1:37.3
昭和59.11.17/東京ダート1,700m/スダホーク/1:46.3
平成14.12.21/阪神ダート1,800m/メモリーエスピオン/1:52.5

 <サラブレッド系3歳以上>
平成10.01.10/中山ダート1,200m/スーパーナカヤマ/1:09.1
昭和62.07.12/札幌ダート1,500m/インターネイティブ/1:29.6
昭和50.07.13/札幌ダート2,000m/ツキサムホマレ/2:01.6
昭和59.01.22/京都ダート2,600m/エリモローラ/2:43.3


■カイ二乗検定
帰無仮説:道悪・良馬場による連対数に差がない
有意水準(危険率)10%とすると以下の種牡馬に差(棄却)がありま
した。

●ダートの道悪(稍重・重・不良)得意種牡馬

アーミジャー
メジロマックイーン
コマンダーインチーフ
シャーディー
アジュディケーティング
シンボリルドルフ
アフリート


という結果がでました。
 さて、以上の種牡馬に共通点がないかと探ってみると、以下の共
通の血があることが分かりました。


Danzig
シャーディー(父[2]25.00%)
アジュディケーティング(父[2]25.00%)

パーソロン
メジロマックイーン(父父父[4]6.25%)
シンボリルドルフ(父[2]25.00%)


 Danzig直仔、パーソロン系種牡馬が2頭ずつ該当しました。
Danzig系の種牡馬は多いため一概には言えませんが、湿ったダー
トとの相性が良い遺伝要素がありそうです。また、パーソロン系の
種牡馬が数少ないうちで2頭該当したことは興味深い結果でした。
シンボリルドルフの血を継ぐトウカイテイオー産駒も強い偏りが
あるわけではありませんが、どちらかというと道悪連対数が多く、
パーソロンの血は代を経てもダート道悪に適性が高い遺伝影響力
があると言えそうです。

【2006/6/2追記】シンボリルドルフ・アフリートが漏れていたので
追記しました。<(_ _)>


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===分析方法===
・2001~2005年まで5年間のデータを使用した。
・種牡馬の産駒によるダート全出走数、上位約75%のデータを採
用した。(障害は除く)
・種牡馬の産駒による良・道悪(稍重・重・不良) 馬場の出走数お
ける割合で連対数の期待値を計算し、巧拙を判断した。


●参考書籍

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